3) カラー薬歴

 

・年代によって薬歴簿の色を変更。小児・高齢者への投薬前に注意を喚起

 

→『カラー薬歴』を導入すると、投薬時に患者が子供であると気付いてヒヤッとすることがなくなったとある薬局では、採用している。この店舗では、薬歴簿の印刷用紙を3色用意し、患者が0~15歳ならピンク色、16~69歳は白色、70歳以上は黄色の紙を使っている。
クラビット(一般名:レボフロキサシン水和物)の投薬時に患者の名前を呼んだところ、やってきたのは子供。あわてて処方せんを確認して、小児に禁忌のクラビットが処方されていたことに気付いたのが契機になった。調剤では確認すべき事項が多く、患者の生年月日を見逃してしまうことがある。
また、患者本人でなく家族などの代理人が処方せんを持ち込んだ場合にも威力を発揮する。高齢者には慎重投与のフロモックス(セフカペンピボキシル塩酸塩)が、90歳の患者に100㎎処方されていた。若い代理人が受け取りに来ていたが、薬歴簿の色によって年齢に意識が向いたため、75㎎に減量しなくてもよいかを処方医に疑義照会できた。


このケースで使用したA4版コピー用紙(500枚入り)の価格は、白色が約300円なのに対し、カラーは600円程度となっており、費用対効果が極めて高い工夫である。